ホームページ制作 |
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開業したばかりの税理士がホームページからお問合せを獲得するには、専門性を伝えることが必要です。お客さんは専門性が高く信頼できる先生に仕事を依頼します。顧客開拓できるホームページを作成するために、税理士が専門性をアピールする5つの方法をご紹介します。
税理士の業務は幅広く、先生ご自身も色々な業務に対応できるかと思います。しかし、ホームページではあえてそれを隠しましょう。
どれか一つに業務絞り込み、「〇〇の専門家です」という見せ方をするのがポイントです。その方が専門性が端的に伝わりやすく、先生の魅力も伝えやすくなります。
本当は何でもできるけど、「これだけに専門特化している」ように『見せる』のが、ホームページから顧客を獲得するコツです。
反対に、「あれもこれもできます」「全部できます」では訴求がぼやけてしまいますし、お客さまも選べません。
たとえば、「おいしいラーメンが食べたい」とインターネットで検索をしている人を想像してみてください。色んなジャンルの料理を扱っているレストランではなく、ラーメンだけを扱っているラーメン屋さん(ラーメン専門店)を探すのではないでしょうか。
それは、ラーメンを専門に扱っているお店の方が、さまざまなジャンルの料理を扱っているようなお店よりも「おいしいだろう」と期待しますし、魅力を感じるからです。
その道の専門家を探している人にとっては、「なんでもできる」は「なんにもできない」と同じです。「なんでもできる」は、専門家を探している人の心に響きません。
税理士の先生を探している人にも同じことが言えます。相続の問題を抱えている人は、「なんでもご相談ください」という先生よりも「相続を専門に扱っています」という先生の方に惹かれます。
自ら「〇〇の専門家です」と伝えただけでは、説得力がありません。
専門家ですと名乗るだけではなく、専門家だからこそできる話や最新情報をホームページに掲載しましょう。専門家である証拠を見せるイメージです。
たとえば「国際税務」の専門家なら、定期的に国際税務の最新情報をホームページに掲載すると良いでしょう。
国際税務の専門家です、と何度も言わなくても、ホームページを読んだ人は自然に「国際税務に詳しい先生だ」と思ってくれるようになります。
もし、まだご自分の専門性が決まっていないようなら、開業前に明確にしておくと良いでしょう。開業前のため、何が専門かご自分でも分からないかも知れませんが、決めの問題です。
まずは、以下の3点を考えてみると、専門分野を決めやすくなります。
・誰をターゲットにしたいのか
・ターゲットにする人たちの悩みやニーズは何か
・その悩みやニーズをどのように解決するか
これをしっかりイメージできる分野を自分の専門業務とするのがおすすめです。
この3点をイメージできる分野なら、お客さんが知りたい情報を掴みやすく、ホームページのコンテンツも作りやすくなります。
ホームページで専門性を伝えるには、お客さんにコンテンツを読んでもらわなければ始まりません。専門性が伝わる内容をただ一方的に掲載しても、効果は期待できないでしょう。
お客さんは、興味が持てなければコンテンツを読みません。
小難しい専門用語で、小難しい解説をしているようでは、誰も読んでくれないコンテンツになってしまいます。
読んでもらうには、専門的な内容を、お客さんが自分事に感じられるように書くことがポイントです。
たとえば税制改正のニュースがあったとしましょう。〇年〇月にこういう税制改正があります、という事実を伝えているだけではただの情報。面白くもなく、興味関心も持てません。
しかし、「〇年〇月にある税制改正で、あなたの税金額はこうなる!」など、お客さんに関わるように書くと、とたんに興味の湧くコンテンツになります。お客さんは税制改正のニュースに興味はなくても、自分が払わなければいけなくなるお金には関心があります。
・お客さんがどんな立場にあるのか
・お客さんは何が知りたいのか
をよく考え、お客さんが「私に関係がある話だ」と感じるようにコンテンツを作成しましょう。
ホームページでは、専門知識だけでなく、実際にお客さんの悩みや問題を解決できることを伝えましょう。
そのためにはまず、ターゲットとするお客さんが抱えている悩みや問題、欲していること(ニーズ)をしっかり把握することです。
その上で、どのようにお客さんの悩みや問題を解決するのか、分かりやすく伝えましょう。
客さんはたいていの場合、他の税理士と検討をしています。他の税理士ではなく、先生を選んだ方が良い理由も伝えられると、お問合せや相談に結びつきやすくなります。
たとえば、〇年の経験がある、実績があるなど、数字で明確にアピールできる強みがあるとお客さんにとっては、選ぶ理由になります。
ただ開業したばかりの税理士の場合、経験年数や実績では勝負ができません。土日も対応している、夜遅くまで対応可能など、別の面でアピールできる強みがないか、ぜひ考えてみてください。
最初にあげた「専門性を絞り込む」にも通じることですが、扱う業務が複数ある場合は、業務ごとにホームページを分けることがおすすめです。
1つのホームページに複数のサービスを紹介すると訴求がぼやけます。たいして、1つのホームページに1つのサービスだけを紹介すると、専門家だと思ってもらいやすくなります。
ファミリーレストランよりも、ラーメン屋さんの方が、ラーメン専門店だと思ってもらえるのと同じです。たとえ実際のおいしさが同じだったとしても、ラーメン屋さんのラーメンの方がおいしそうと感じてもらえます。
税理士先生も一つの業務に特化した見せ方をした方が、専門性が高く優秀に見えるものです。複数の業務を扱うのであれば、一つのホームページにすべて載せてしまうのではなく、多少労力がかかっても、一つの業務に一つずつホームページを用意しましょう。
すべての業務に一つずつホームページを用意するのが予算的に厳しい場合は、業務特化のホームページを一つと事務所総合案内のホームページを一つの計二つで始めるのも良いでしょう。
業務特化のホームページは新規顧客の獲得用に、事務所総合案内のホームページは紹介や一度お客さんになってくれた人向けに展開していくと効果的です。
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