SEO |
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WEBで集客するときに欠かせないのはSEO(検索エンジン最適化)。ホームページを上位表示させる対策のことで、税理士のホームページにも不可欠です。今回は新規顧客をホームページから獲得するために、絶対におさえておきたいSEOの基本をご紹介します。
1.なぜSEOが重要なのか
2.検索順位1位と2位、集客力の差は歴然
3.各ページに必ず設定したい、SEOの重要タグ3選
4.メタディスクリプション
・お客様の興味を引くために設定する
・メタディスクリプションの作成3つのポイント
(1)含めるキーワード量と文字数
(2)事務所のある地域名を含める
(3)専門分野は絞り込む
5.タイトルタグの設定
6.h1タグの設定
7.おまけ:メタキーワードは設定不要
8.SEOキーワードの出現率はあまり気にしない
9.コンテンツの文字数、理想は1000文字以上
SEOは、検索エンジン最適化と言い、ホームページを上位表示させる対策のことです。なぜ対策するのかというは、上位に表示されていればいるほど、お客さんをホームページへ連れてこれるからです。
ご自身が検索されるときのことを思い浮かべてみてください。
出てきた検索結果をどのような順番で見ていきますか? 基本的には、上から順番に見ていくのではないでしょうか。結果、下に出てきた検索結果ほど、目を通す可能性は下がります。ましてやページをめくらないと出てこない検索結果は、目にすることすらなく、ブラウザを閉じてしまうこともあるのではないでしょうか。
2014年英NetBoosterの発表によれば、検索結果1位で19.35%のクリック率です。2位で15.09%、3位で11.45%と順位が下がるにつれ、クリック率が下がっていきます。2013年米CATALYSTの発表では、1位17.16%、2位9.94%と、1位と2位の差が歴然。
どちらにせよ、順位が下がれば下がるほど、ホームページに来てくれる人もどんどん減ってしまうということが分かります。
しかし逆を言えば、上位に表示させれば、それだけお客様をホームページへ連れてこれるということです。
これらのことから、ホームページをお客様に見てもらうには、できるだけ検索結果の上位に食い込むこと、SEO対策が必要だということが分かります。
では次から、ホームページを上位表示させるには、具体的にどのような対策をしていけば良いのかをご紹介していきましょう。
SEOとして、まずきちんとしておきたいのがHTMLタグ。細かいことを言えば、さまざまありますが、ここでは最も重要で、誰でも簡単に設定しておける3つのタグをご紹介します。
厳密に言えば、メタディスクリプションは検索順位にはあまり関係がありません。ただホームページが上位表示されたときに、どのサイトから見ようかと迷っているお客様の興味を引くためにメタディスクリプションは設定しておくのがおすすめです。
なぜならディスクリプションは、検索結果に表示されることがあるから。「このホームページ、見てみたい」と思わせるような文章を設定しておくと良いでしょう。
上記の赤枠の部分に設定したディスクリプションが表示されます。
検索したキーワードは、太字で表示されます。よりお客様の目にも留まりやすくなるので、キーワードはディスクリプション内に2~3語収めるのがおすすめです。
表示される文字数は、大体120文字。100字から120文字程度で、「そのページの概要を興味が持てるように」書くのがポイントです。
税理士の場合、お客様は基本的に相談にいきやすい事務所を探します。飛行機や新幹線を使ってまでして遠方に相談しにいくことは、よほどのことがない限りありません。そのため、ディスクリプションに、事務所の場所を入れておくのも良いでしょう。お客様が「地域名×税理士」などの複合ワードで検索した場合、目立ちやすくなります。
ディスクリプションには、先生の事務所のアピールポイントを盛り込むのもおすすめです。何を専門に扱っているかは必ず明記しましょう。その悩みを解決したいと考えている人に刺さるホームページになります。
対して、「なんでもできます」というのはNG。お客様は「なんでもできる人」よりも「専門的な人」の方に価値を感じます。相談したいのは「よろず屋」さんではなく、専門家です。これらの点に注意してディスクリプションを作成すると、ホームページにお客様を連れてきやすいものが作成できます。
<作成例>
×:融資支援、会社設立、相続税、何でもOK。ご相談はお気軽に。
↓○:東京新宿区の「相続に強い○○税理士事務所」。実績20年以上の税理士が親身にご相談を伺います。お仕事で忙しくても安心。休日・夜間も相続に強い税理士が在中しています。初回の相談は無料です。ぜひお気軽にお電話ください。
タイトルタグは、SEO上とても重要なタグです。
ページのタイトルは、キーワードを1~2語含めて作成しましょう。32文字程度で設定するのが理想です。
検索順位に影響するだけでなく、ディスクリプションと同様に、検索結果にも表示されるのがタイトルです。お客様はタイトルを見て、「ホームページに何が書いてあるか」「このホームページは自分が知りたい内容が書かれているか」を判断します。そのため、タイトルは「思わずクリックしたくなる」文章で作成しましょう。
×:わくタク税理士事務所
↓
○:東京新宿区の相続問題に強い「わくタク税理士事務所」
h1タグは、タイトルタグの次に重要度が高いと言えます。いわゆるそのページの「見出し」に当たるのがh1タグです。
基本的には、タイトルタグと同じ文章で問題ありません。検索エンジンはh1タグの内容を重視しているので、必ずキーワードを埋め込んで作成しましょう。このページ(コンテンツ)に何が書かれているかを端的に表すタイトルをつけましょう。
気を付けなければいけないのは、h1タグは原則1ページに1つであること。複数設定すると、SEOに影響する力が分散して順位低下を招きかねません。重複することがないよう、十分に注意してくださいね。
以前は、重要視されていたキーワードタグ。現在は、とくに必要ありません。googleの公式でも、検索順位には影響しないと発表がありました。そのため、競合にわざわざ対策キーワードを知らせる必要はないと、今ではメタキーワードを入れないホームページも増えています。
ただメタキーワードの設定は不要ですが、「コンテンツにキーワードがいらない」ということではありません。検索されたいキーワードを使って、コンテンツを作成しなくてはいけないのは今までと同じです。
対策キーワード(狙っているキーワード)を公に見せないだけで、キーワード対策はこれまでと変わらず行っていく必要があります。
かつては、キーワードは埋め込めば埋め込むほど良いという時代がありました。
そのため、背景色に文字色を同化させて、普通に見ただけでは分からないように、キーワードを大量に埋め込むスパム行為も横行していました。
しかし今はそうではありません。キーワードは、コンテンツ内に適切量含まれていればOKです。
コンテンツの中での出現率を4~6%に調整するのが良いと言われていたときもありましたが、現在はその調整に神経質になる必要はありません。
キーワードが全く入っていなのは論外ですが、不自然な日本語にならないよう、適量使用されていればSEOで上位表示させることは可能です。
キーワードを埋め込むことは意識しつつ、不自然な日本語になっていなかを常に意識しながらコンテンツ作成に取り組んでください。
コンテンツは短すぎるとSEOに力を発揮しづらく、長すぎると読者にとっては読みにくいという難しさがあります。
適切な文字量は500文字以上~4000文字程度までなどさまざまなことが言われています。が、「〇〇文字以上で作成すること」というような決まりは定められていません。
大切なのは、「オリジナルなコンテンツ」を作成することです。そのため、あまり短すぎる文章だと、とくに意識したわけでもないのに他のコンテンツと重複する危険性があります。
800字~1000字程度であれば、普通に作成したコンテンツであれば、重複コンテンツにはならないだろうと言われているため、この辺りが文字数の目安となってくるでしょう。最低でも800字を超えるラインで作成するのが良さそうです。
ただ、800字以上にすることばかりが目的で、無理に引き延ばした文章は、低品質なコンテンツと判断されます。不自然な日本語や、ひらがなばかりの読みにくい文章もNGです。
Googleが重視しているのは、「ユーザーにとって有益な情報か」なので、「役に立つ内容」「読みたいと思える内容」になっているかを最重要視してコンテンツを作成するのがおすすめです。
「ホームページを上位表示させる、税理士の内部SEO」はいかがでしたか?
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